『おしゃれウィッグキャップ【天使の帽子】(医療用・簡単取外し付け髪帽子)』
【毛髪診断士ワンポイントアドバイス】
医療用かつらとは、抗がん剤治療による脱毛や円形脱毛症などでお悩みの方が、一時的に着用するかつら(ウィッグ)のことを言います。抗がん剤治療を行う方の場合、副作用による脱毛から頭のサイズが大幅に変わったり、頭皮のコンディションが非常にデリケートになってしまいます。 当社では、これらの対応がされているかつら(ウィッグ)を「医療用かつら」と呼び、その他のかつら(ウィッグ)を「ファッション用かつら」と位置づけています。円形脱毛症などによる抜け毛や、抗がん剤治療による脱毛でお悩みの女性が、少しでも普段通りの生活を送り、前向きに治療を行っていただくために、日々改良を続けている医療用かつら。是非ともご検討いただけましたら幸いです。
【選ぶポイントその1:サイズ変化への対応】
抗がん剤治療を行う方の頭髪は、通常期・脱毛期・回復期で髪の量は大きく変化していきます。また、怪我による脱毛や、円形脱毛症による抜け毛なども抗がん剤治療と同様に、予想以上に髪の量は変化し、頭全体のサイズが大きく変化してしまいます。サイズが合わない医療用かつらは、着用中に、外れたり、ずれたりしないかなどの、不安から不要なストレスと付き合わなければなりません。治療を行ないながらの生活において、脱毛前や脱毛初期に購入した、サイズの合っていない医療用かつらを着用してしまうと、ずれたり、外れたりしないかと余計な不安を感じる原因となってしまうのです。医療用かつらには、患者様が不安に感じないような、サイズ変更に対応できる機能が不可欠となります。
【選ぶポイントその2:デリケートな頭皮への対策】:
抗がん剤治療により脱毛してしまった患者様にとって、髪によって保護されていた頭皮は、抗がん剤の影響から、非常にデリケートになってしまいます。植毛されているかつら(ウィッグ)をご利用される際に、最も気をつけなければならないのは、毛髪の結び目が頭皮に直接触れてしまわないことです。デリケートな状態の頭皮に結び目が触れてしまうと、不快感を感じたり、かぶれてしまう可能性があります。直接頭皮に触れるかつら(ウィッグ)の内部には、頭皮を保護するような対策を行っていかなければなりません。
【選ぶポイントその3:着用時の不安への対策】:
髪が無い状態のときには、かつら(ウィッグ)がずれたり、外れてしまう心配があります。これはかつら(ウィッグ)のサイズを合わせるだけでは解消できません。しかし、抜け毛に関する患者様の不安を少しでも解消していくことが医療用かつらメーカーとしての使命だと考えています。髪が無い状態でも、ずれなどを防止する工夫は意外と着目されていませんが、非常に重要であると当社では捉えています。
【選ぶポイントその4:暑い時期を過ごすための工夫】:
医療用かつらご愛用者のご意見の中には、夏の暑さへの不安や着用時の不快感が必ず含まれています。 医療用かつらは、特性上、地肌が透けて見えないようにするために、ファッション用かつらよりも毛量を多く仕上げなければならないのです。その為、医療用かつらには、暑さや汗をかいたときなどの対策も機能として備わっていなければなりません。
【選ぶポイントその5:暑い時期を過ごすための工夫】:
医療用かつらをお求めになる方のほとんどが、かつら(ウィッグ)を初めて購入される方々です。使用するときには、どんなことに気をつければ良いのか、汚れたときの洗浄はどうすれば良いかなど、できる限りわかりやすく、取扱いやすいものが望まれるべきと考えています。治療に専念できる環境づくりのためにも、お手入れが楽な医療用かつらを選ばれるのが良いでしょう。
【選ぶポイントその6:いつも清潔に保つことが出来る】:
暑い時期には、どんなに通気性の良い医療用かつらをご使用いただいても汗をかいてしまいます。また、頭皮がデリケートな時期には、帽子やターバンに限らず、頭をカバーするものをいつも清潔にしておくことは大変重要なこととなります。医療用かつらにも、どんなときにも清潔な状態を保つことができる機能が備わっていれば、それだけで頭皮への負担を軽くすることができます。
【選ぶポイントその7:見た目の自然さ】:
医療用かつらを着用していて、明らかにかつら(ウィッグ)とわかってしまうスタイルほど、気が滅入るものはありません。逆に、たとえ、どんなに短い期間の着用であっても、自分に似合う医療用かつらは頼もしい相棒にもなりえるのです。しかし、自分に似合うかつら(ウィッグ)を見つけることは、人によって難しいこともあります。自分に似合う医療用かつらをみつけるためには、何種類も見比べることができることや、希望するスタイルのイメージを具体的に提示してくれる体制があることが非常に重要となります。
【選ぶポイントその8:サービスの内容と価格などの妥当性】:
医療用かつらほど、価格の妥当性が分からない商品はありません。下は数千円から上は30万円を超えるものまでありますが、それは、商品そのものの価格よりも、販売方法によるところが大きいようです。残念ながら、医療用かつらの場合、健康保険や高額医療費等の公的保険の適用がされません。ご購入を検討される場合には、予算内で、ご自身に合った医療用かつらを、提案してくれるなどのサポートが充実している医療用かつらメーカーに相談すると良いでしょう。
【選ぶポイントその9:すぐに着用できるか】:
抗がん剤治療を行う患者様が医療用かつらをご購入される場合に、どのタイミングでかつら(ウィッグ)を購入するかについては難しい問題となります。特にかつら(ウィッグ)のサイズをピッタリさせるために、特注品を依頼する場合、脱毛が始まる前に注文しても出来上がりは約1ヶ月前後となってしまいます。この間、脱毛の進行状態によっては出来上がってきたものが頭のサイズと合わないことも考えられるのです。脱毛がかなり進んだ状態でサイズを合わせて注文しても、約1ヶ月後の出来上がり時期には、毛髪の回復期に入っていることもあります。医療用かつらはご購入後すぐに着用ができ、脱毛の状態に合わせてサイズ調整が柔軟にできる機能かサービス体制が整っていることが最も重要なことです。